パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日、ニューヨークの国連本部で、パン・ギムン事務総長に194番目の国連加盟国になる申請書を提出しました。

　この日、アッバス議長は国連総会一般討論演説で、国際社会がパレスチナの国連入りを支持するよう呼びかけました。また、「パレスチナ側は、交渉へ戻る準備はできているが、その前提として、イスラエルが国際法と国連決議で決められた交渉の範囲に従い、入植地の建設を止めることが条件だ」と発言しました。

　さらに、今月の国連安保理の輪番議長、レバノンのサラーム常駐国連代表は「安保理はパン・ギムン事務総長から申請書を受け取った。26日午後からこの件について協議する。」と語りました。（白昊、大野）　国際・交流へ