中国国家海洋局の劉賜貴局長は14日、関係部門の責任者と専門家を率いて、再び原油流出の現場・蓬莱19-3油田に入り、調査を行いました。海上に原油の帯がまだ見られることから、処理を速めるよう事故を起こした会社に要請しました。

　国家海洋局の責任者は、「海上に原油の帯がまだあるということは、作業者が依然流出口を見つけられていないことを意味し、流出口がまだ封鎖されていないことが伺える」との見方を示しました。また、技術などの措置を講じて、原油流出の恐れがある部分を徹底的に調査すると共に、流出口を完全に封鎖し、海上の原油を除去して、汚染による被害を軽減するようコノコフィリップス中国有限公司に求めました。

　国家海洋局は同時に、「海洋生態系の破壊に対する損害賠償は、段階的に進めている。8月31日以前に生じた海洋生態系の破壊に対する損害賠償は進んでいるが、9月1日以降に生じた破壊についての損害賠償は、法に基づき裁判にゆだねられる」と述べました。（朱丹陽、中原）暮らし・経済へ