中国環境保護省の張力軍次官は14日に、環境を害する事故・事件に対し、新たに関連規定を設けることを明らかにしました。中国は重大な環境に関する突発的な事故・事件の責任追及に関して、新たな規則を設け、各地で発生した場合の事故・事件の情報の隠蔽または意図的に遅らせて報告した場合の責任を追及していきます。
この日、山東省臨沂で開かれた飲用水水源地環境経済管理会議に出席した張力軍次官は、「中国の飲用水の環境緊急対応管理は不十分である」と指摘しました。また、「環境に関する突発的な事故・事件が頻繁に発生する重要な原因として、責任の追及を徹底していないことが挙げられる。各地は事件の対応を重視し、事後管理に力を入れていない」とし、責任追及のメカニズム構築の重要性を訴えました。
張力軍次官によりますと、中国は今後5年かけて飲用水源の保護緊急対応制度や衛星を利用した飲用水源地の有害物質を観測する制度などを整備する予定です。
また統計によりますと、過去5年間で発生した49件の重大、特大環境事故・事件のうち、34件が飲用水の安全に関係するもので、全体の70%を占めています。(劉叡、吉野) 暮らし・経済へ
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