ロシアを訪問中の中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は現地時間の14日夕方モスクワで、中ロ両国は地方の協力を推し進め、両国間のインフラ施設の建設に力をいれ、越境経済貿易協力エリアなど新たなプラットフォームを模索すると共に、地方協力の分野をさらに広めていく考えを示しました。
プーチン首相と会談した際、呉委員長は「中ロ双方は貿易の規模を拡大し、貿易構造を改善する必要がある。プロジェクトと産業における協力強化を通じて、電気機械製品とハイテク技術製品の貿易を促進していく。双方の貿易額を2015年までに1000億ドル、2020年までに2000億ドルに到達させる目標を実現するために努力していく」と述べました。また、エネルギー協力について、中ロの天然ガスパイプラインの敷設を加速し、原油パイプラインの長期的な運営を保障すると共に、核エネルギー、石炭、電力と新エネルギーにおける協力を積極的に拡大して、中ロエネルギー戦略協力パートナーシップを構築していくことを強調しました。
これに対して、プーチン首相は「当面の国際情勢の下で、ロシアと中国の戦略的な協力水準を高めることは非常に重要だ。ロシアは中国との関係を重視しており、政府、議会と政党の友好な往来を密接にすると共に、両国関係を全面的に向上させていく」と語りました。(Katsu、中原)
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