中国全国人民代表大会呉邦国委員長と温家宝首相は21日、北京でカメルーンのポール・ビヤ大統領とそれぞれ会談を行いました。

　呉委員長はビヤ大統領と会談した際「今年は中国・カメルーン国交樹立40周年を迎える年であり、両国関係は徐々に成熟しつつある。実務協力は伝統的な貿易協力からプロジェクトのアウトソースや産業協力にまで拡大している。中国は戦略的立場から双方の各分野での協力を計画することを望んでおり、カメルーンとの関係が更に高いレベルに引き上げられることを期待する」とした上で、「中国全国人民代表大会は、各レベル、各分野におけるカメルーン国民議会との交流と協力をより緊密化させていきたいと考えている」と述べました。これに対し、ビヤ大統領は「カメルーンは中国との連携を通じて、カメルーンと中国との伝統的な友情が新しい成果を遂げるよう期待する」と強調しました。

　一方、温首相は会見の中で「中国はカメルーンなどアフリカ諸国との貿易・投資協力を拡大することを希望しており、中国・アフリカ協力フォーラムで合意に達した各項目を履行し、国連など重要な国際組織における協調を強化して、中国とカメルーン及びアフリカ諸国との関係を一層高いレベルに引き上げていきたいと考えている」と述べました。（翻訳：ｈｊ）