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 北京、市街区でのM8の耐震強度を目指す

2011-09-14 14:08:16     cri    

 北京市地震局によりますと、今実施中の「第12次5ヵ年計画」の後半には北京市市街区の耐震強度を引上げ、市内の建物がM8の地震に耐えられるまでにし、郊外でもほぼ対応できるレベルにする計画です。

 北京市地震局がこのほど発表した「北京市『第12次5ヵ年計画』期間中の耐震防災計画」では、「ここ20年、世界の地震状況はますます複雑で深刻になっている。ブン川大地震(四川大地震)の後、世界各地で地震活動が活発化してきた。特に2010年から世界ではM7級以上の地震が28回も発生した。中国国内の地震も著しく増え、分布範囲も広がった。弱震地域でも中程度の有感地震が次々と発生しており、これはある程度、社会に影響をもたらした」と指摘しました。

 この「計画」はまた「現在、北京の市内と郊外の耐震性を向上させる必要がある。大きな地震が発生すると、耐震性の弱いところが重度の被災地になる可能性が高くなる。学校を除いて1980年以前の建物は北京市では相当な比率を占めている。これらの建物と農村部で農民が建てた住宅は耐震的な設計をほとんど施していないことから、その耐震性は非常に弱い。市の水道、ガス、電気、交通、通信などのインフラ施設の耐震性には実は不明、不足の問題が存在している」としています。

 「第12次5ヵ年計画」の期間中に、北京市では地震対応救援能力はアップさせます。北京市は他の分野の専門救急チームと資源の整合を行い、2012年末までに基本的な専門救援能力を備える市の震災救急チームを作って行く予定です。そして2012年末までに、政府は市のボランティアチームを設置して、震災応急ボランティアを市の応急管理システムに組み入れるということです。(陳博、林) 暮らし・経済へ

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