今月11日はアメリカで発生した「9・11」同時多発テロ事件から10周年にあたります。

　これを控え、国連安保理は9日「すべてのテロ攻撃を非難し、国際社会は協力を強化させ、テロと戦う」との声明を発表しました。これに対して、中国外務省の劉為民報道官は「中国は、対テロ戦争において引き続き成果を遂げるため、国際間の協力強化を推進していきたい」と表明しました。

　安保理の声明では、「『9・11』同時多発テロ事件の後、各国は国連の外交努力を通じ共同にして、対テロ戦争を行ってきた。このような協力の方法は非常に重要で、今後、より強化していく必要がある」としたうえで、「あらゆるテロは、国際平和と安全保障に非常に深刻な脅威をもたらしている。いつ、どこで、誰が、どのような動機に関らず、すべて犯罪行為であり、法の追及から逃れることはできない」と改めて強調しました。

　劉為民報道官は同日の記者会見で、「中国はテロの取り締まりにおける国際間協力を積極的に維持し、参加している。また、各方面とともに努力し、テロの取り締まりがより多くの成果を遂げ、世界の平和と安定、安全に貢献したい」と述べました。（万、山下）　国際・交流へ