国連調査委員会は2日報告書を発表し、イスラエル軍が昨年、パレスチナ自治区のガザに向かっていたトルコの支援船を急襲したことについて「イスラエルの軍事力行使は過剰で情理に合わないものだ」と批判しました。
報告書はまた、「イスラエルが武力行使により、トルコ人乗船者を死傷させ、支援船を強制的に占領したことも受け入れられない」とした上で、イスラエル軍は乗船者に対し虐待、嫌がらせ、恐喝などを行ったとも指摘しています。
一方、「イスラエルがガザ武装勢力からの脅威を前に、また、武器が海路からガザ地区に流れ込むのを防ぐために取ったガザ海上封鎖は合理的な安全措置であり、国際法の規定にも合致するものだ」とも指摘しています。
報告書は、「イスラエルは、人員や物資に対するガザ地区入りの規制をさらに緩和すると同時に、人道主義団体は、イスラエルとパレスチナ両国政府と話し合った上、既定の段取りと指定されたルートを使ってガザ地区に入るべきだ」と提案しています。(ミン・イヒョウ)国際・交流へ
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