中国の楊潔チ外相は23日、「中国は、リビア情勢が一日も早く安定を回復し、リビア国民が自らリビアの将来を決めるべきだと考えている」と述べました。

　楊潔チ外相はこの日、国連のパン・ギムン事務総長の要請に応じて電話会談し、リビア情勢について意見を交換しました。その際、楊外相は、「現在、リビア情勢は重要な新段階に入っている。関係各方面が包容性のある政治プロセスを開き、対話と協議などの平和的方法を通じて民族和解と国の再建を実現させるべきだ。国連は、リビア内戦後の調整の中で主導的な役割を果たすべきであり、中国は国連と共に、リビアの安定推進に努力していきたい」と述べました。

　パン・ギムン事務総長は、「国連は、リビア内戦後の再建に重要な役割を果たし、リビアの平和と安定を一日も早く回復し、その再建のために良好な環境を作り上げなくてはならない。国連はこれに関して、中国や関係の地域組織と密接に協力していきたい」と述べました。（玉華）