ボリビアのエボ・モラレス大統領は14日に北京で、中国政府と国民のもてなしぶりを高く評価した上で、多分野における中国との協力を一段と強化していく意思を示しました。

　モラレス大統領はこの日、帰国に先立って記者会見し、「今回の中国訪問は両国の外交、経済協力と貿易、投資など多くの分野における関係を強化させた。胡錦涛主席ら中国の国家指導者をはじめ中国国家開発銀行の総裁、それに中国の企業家と会談を行った。これはわれわれにとって誇りであり栄誉でもある。一方、われわれも多くの成果を挙げた。今後、両国は採鉱業やエネルギー、インフラ施設分野へ投資と協力を討議する。また、両国の食品貿易を一段と促進していくことを希望する」と述べました。

　モラレス大統領は中国の深センで開催された第26回ユニバーシアードの開幕式への参加の招待を受けたことに感謝の意を示し、「私は初めてこのように重要視された。実に忘れがたい」と述べました。（董燕華・吉野）