中国商務省と中国国務院国有資産監督管理委員会は23日、『協力覚書』に調印し、今後5年間、より緊密で長期的な協力メカニズムを確立し、中央企業の対外投資促進と規範化に取り組み、中央企業の海外進出の歩みを速めるということです。

　『協力覚書』は、企業が秩序ある対外投資協力を展開するよう指導し、対外投資協力の戦略計画を打ち立て、盲目的な海外進出や短期行為、過激な競争を回避するよう提起しています。また、対外投資協力の管理や海外国有資産の管理などに関する制度およびメカニズムを健全化し、海外における企業の経営行為を規範化していくとしています。

　これについて中国の陳徳銘商務相は、「海外へ進出する企業は、外国の法律を遵守して中国企業やその職員のイメージアップを図ると共に、交流と協力を促し、悪質な競争を避けなければならない」との考えを示しました。

　また、中国国務院国有資産監督管理委員会の王勇主任は、「中央企業は海外経営における問題点を入念に分析した上で、海外での経営の能力とレベルを高める必要がある。また、海外経営におけるリスク管理を強化し、リスク評価制度、リスクの予防と緊急対応の体制を確立して健全化するべきだ」と述べました。（08/24　Lin、中原）暮らし・経済へ