ロシア大統領の公式サイトは20日、声明を発表し、朝鮮の最高指導者であるキム・ジョンイル総書記が20日からロシアを公式訪問することを明らかにしました。朝鮮最高指導者のロシア公式訪問は、2002年7月以来になります。
クレムリンの公式サイトは、キム・ジョンイル総書記はロシアの極東地方とシベリア地区を訪問し、メドベージェフ大統領と会談を行なうとしています。
また、ロシアの全国紙『イズベスチア』によりますと、会談は23日、ロシアのウラン・ウデ(Ulan-Ude)市で行われ、経済協力を中心に話し合いが行なわれる可能性が大きいということです。さらに、ロシアの国営鉄道会社「ロシア鉄道」はシベリア鉄道の支線であるロシアのハサンと朝鮮のラジン(羅津)を結ぶ鉄道の整備計画を検討中です。また、ロシアの天然ガスの生産・供給企業である「ガスプロム(Gazprom)」も朝鮮向けの天然ガスの輸送及び朝鮮国内で天然ガス工場を作る計画を作成したということです。『イズベスチア』は、キム総書記がロシア訪問中に、双方が関連協議に調印する可能性を排除しないとしています。
ただし、双方の会談時間やその具体的な内容について、クレムリンはまだ明らかにしていません。(Yan、高橋)
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