中国大手ポータルサイト「新浪ネット」は18日、第2四半期の決算書を発表しました。それによりますと、第2四半期の利潤は1億1900万ドルとなり、前年同期比で20％増となっています。また、ミニブログ「新浪微博」（ウェイボー、中国版ツイッター）のユーザー数が2億人の大台を突破し、この目標を5ヶ月繰り上げて達成したということです。

　今年の4月から、「新浪微博」のドメイン名が「weibo.com」（微博の中国語発音と同じ）と変わり、初心者でも簡単にアクセスできるようになりました。その後、5月から7月までにユーザー数が6000万人へと激増し、42.8％の大幅増となりました。現在、「新浪微博」では毎日平均で7500万本ものミニブログが発信されています。また、毎日のページビュー（ＰＶ）も82％の大幅増となっています。

　第2四半期の決算書では、インターネット広告収入は、前年同期比で26％増となっています。新浪ネットのCEO曹国偉さんは、「この結果は『新浪微博』の大成功のたまものです。そして今後も『新浪微博』への投資を引き続き行い、市場シェアを拡大する。2010年と比べると、今年の投資額は１億ドル増えることになる」と語りました。

　なお、中国における大手サイトはほぼミニブログ業務を展開していますが、その市場競争も一層激しくなるものと考えられています。（路、小野）　暮らし・経済へ