今年の北京市の降雨量はすでに458ミリに達し、前年同期の293ミリより5割の増加で、またここ十数年の同時期の平均値440ミリも超えています。一方、増水期の持続的な降雨により、北京市で唯一の飲料水の水源である密雲ダムの水位が上昇し、貯水量は11年ぶりに10億立方メートルを超えました。15日には10億7000万立方メートルまで上り、自然降雨による増水ではここ数年の最高を記録しました。北京は11年連続の干ばつが続いていましたが、ようやく十分な雨量の年を迎えました。
北京市水務局の関係者は、「長い間、北京市は河北省などから水をもらい密雲ダムに補充してきたが、今回は『純天然』で10億立方メートルを突破した」と述べました。
北京市では一年の雨量が450ミリより少なければ、干ばつとされます。今年はこれまで8ヵ月半で、すでに458ミリの雨量に達しました。つまり北京はようやく11年連続の干ばつとさよならできます。
北京市洪水防止弁公室の王毅チーフ総エンジニアは、「今年、十分な雨量があったのは、大気の流れの影響を受けたからだ。簡単に言うと、今年の気象環境が降雨に有利で、冷たい空気の活動と暖かく湿った空気の活動が重なって、特に多い雨量を招いた」と述べました。(ooeiei、大野)暮らし・経済へ
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