昨日23日の午後、北京はここ十年来最も大きい豪雨に見舞われました。一部の地域では100年に未曾有といわれる雷混じりの土砂降りの雨が降り、急増する雨水を受け入れられなくなった排水システムから溢れ出た水が、多くの主要道路を川に変えたため交通が渋滞していました。また、地下鉄の1号線、13号線、亦荘線なども浸水により一時停止となりました。
北京市気象局の統計によりますと、夜の19時まで、北京市の平均降水量は35ミリにも上り、中心部の降水量は57ミリにも達しています。また多くのところでの降水量は100ミリを超え、石景山区の模式口では、なんと182ミリにも上りました。
これを受けて北京市の各部門は応急システムを起動していました。公共交通グループは交通安全を維持し、特に午後5時からのラッシュに対応するため、、4000人余りの職員を繰り出し、10本の路線で300台のバスを増やしたりしています。また地下鉄の14号線も運営時間を一時間延長しました。
北京 近年来の強い雨
2004年「7・10」豪雨
1時間当たりの降水量が80ミリに達する豪雨。このため蓮花橋の下が浸水し深さが2メートルにもなり、北京市西部の交通が中断されました。
2005年「8・14」密雲地域の豪雨
1時間当たりの降水量が100ミリに達する豪雨。地元では洪水が起き、大きな被害が出ました。
2006年「7・13」北京空港の豪雨
1時間当たりの降水量が105ミリに達する豪雨。空港近くの迎賓橋の下を通る道路が浸水し深さが1.7メートルにもなり、空港での出入りができなくなりました。
2007年「8・1」と「8.6」豪雨
1時間当たりの降水量が85ミリに達する豪雨。北の第三環状路線の安華橋の下を通る道路が浸水して一時不通になりました。(翻訳:トウ 徳花)暮らし・経済へ
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