リビアの内戦はラマダンに入っても収まる兆しは見られず、ここ数日、ブレガやミスラタ、ズリタンなどで、リビア政府軍と反体制派武装勢力との激しい交戦が続いています。反体制派はラマダンが終わる前に首都トリポリを攻撃するとの声明を出しています。これに対し、カダフィ大佐は「反体制派の優位は一時的なものだ」と発表しました。
反体制派武装勢力のアーメド・バーニ報道官は7日、ベンガジでの記者会見し、「数ヵ月間に続いた戦争の膠着状態を打開するため、リビア西部の山間地帯に向かい、リビア政府軍への新たな攻撃を展開した。現在、この部隊は西部の要衝、ズリタンを占拠した」としたうえで、「首都トリポリから南西約80キロの要衝、ビルガナムを制圧した」としました。
一方、リビアのアル・マハムディ首相は同日、「政府軍はすでにビルガナムを奪い返した。北大西洋条約機構(NATO)軍の援護がなければ、これらの都市を占拠することはできない」と表明しました。(万、山下)国際・交流へ
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