中国の一部地方では少雨や高温、乾燥の影響で、干ばつによる被害が深刻になっています。中国国家洪水防止抗旱総指揮部弁公室(国家防総弁公室)は1日、現在までに干ばつ被害を遭った耕地面積は422万ヘクタールにのぼり、地元の住民428万人や家畜388万頭が飲用水不足に悩まされていることを明らかにしました。
内蒙古自治区や甘粛省、貴州省、湖南省なども、干ばつ被害が発生し、被害面積の三分の二は北方地方に集中し、南方地方は三分の一を占めているとのことです。
国家気候センターの専門家は同日、長江流域では今後20年において干ばつの影響が懸念され、被害が頻繁に発生する恐れがあるとの見方を示しました。
国家気候センターは、三峡ダム建設後の気候状況における評価調査を行いました。調査結果によりますと、ダム地区と周辺地区の気候状況は大きく変わらないが、周辺20キロ範囲の地域の気温と降雨量に、ある程度の影響を与えることがわかりました。(翻訳:hj)
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