中国の王民国連大使は26日、中東問題に関する安保理の一般討論の席上、パレスチナとイスラエルとの和平交渉は行き詰まり、数ヶ月を経っても実質的な進展が見られないとして和平交渉の現状に憂慮を示しました。
王民大使はこの中で「イスラエルの入植地問題は和平交渉が行き詰っている直接の原因であり、和平交渉の再開にとっては主な障碍である。中国はイスラエルのパレスチナの占領された領土における入植地建設に反対している」と述べ、これを直ちに止め、双方の相互信頼を築き、和平交渉の行き詰った状態の打破に条件を作り出すようイスラエルに呼びかけました。王民大使はまた、パレスチナ各派が内部の和解に達し、これを基に内部の団結と協力を強め、中東和平プロセスで積極的な役割を果たしていくよう期待しました。
王大使は「中国は関係各方面が国連の関連決議に基づいて、『土地と和平の交換』という原則、アラブ和平イニシアティブと中東和平ロードマップなどを基礎に、政治と外交のルートを通じて紛争を解決して、最終的に完全な主権を持つ独立したパレスチナ国の成立させ、パレスチナとイスラエル両国の和平共存を実現することを主張する」と表明しました。(翻訳:ヒガシ)
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