資料写真:中国人民銀行朱民元副総裁
中国の中央銀行に当たる中国人民銀行の元副総裁・朱民氏が26日付で、国際通貨基金(IMF)の副専務理事に就任しました。IMFの高級管理職に中国出身者が就任したのは、今回が初めてだということです。
朱民氏は、1952年生まれで、上海復旦大学経済学部卒業後、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学で経済学博士号を獲得。1990年から1996年まで世界銀行で経済学者を務め、その後中国に帰国します。2009年10月には、中国人民銀行の副総裁に就任しました。2010年2月、IMFのカーン前専務理事により特別顧問に任命され、国際金融や、銀行業務、マクロ経済などの面で研究を続けてきました。今年7月、ラガルド専務理事に指名され、IMFの副専務理事に正式に就任することになりました。
朱民氏の副専務理事就任は国際経済・政治の民主化プロセスの一環で、新興国の発言権増加や国際進出などで重要な役割を果たしていくだろうと指摘されています。(翻訳:ミン・イヒョウ)暮らし・経済へ
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