11日に発表された白書「チベット平和解放60年」によりますと、「2010年のチベット農牧民の一人当たりの年平均収入は4138元(約5万円)に上り、8年連続で2桁の増加を実現した。また、都市部住民の可処分所得は14980元(約19万円)に達した」ことが明らかになりました。
白書はまた、「60年前の平和解放までの時期、9割の人が家を持たず、衣食が足りない暮らしをしていた。しかし、1951年では一人当たりの平均居住面積が3平米だったのに対して、2010年末時点では、35平米にまで増えた。政府はさらに2006年から住環境を整備するプロジェクトをスタートさせ、27万5000世帯、140万人余りの農牧民に家を建て、一人当たりの居住面積を24平米に引き上げ、チベット全域の農牧民が安心して住める家を確保することができた」と書かれています。
このほか、農牧業地域で、水、電気、道路、防災、メディア、郵便、環境保全など各方面での整備作業が進められているとのことです。(閣、小野)
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