中国の国家副主席でもある中央軍事委員会の習近平副主席は11日、北京で、アメリカのマイケル・マレン統合参謀本部議長をはじめとする代表団と会談しました。習副主席は「両国の防衛部門と軍隊は、両軍関係の発展の障害となる影響を取り除き、相互尊重と協力互恵の軍事関係を確立していくことを希望する」との考えを示しました。

　習副主席は「両軍関係は、両国関係の重要な構成部分である。健全で安定した両軍関係は、中米協力パートナーシップづくりにとって重要な意義がある」と述べたうえで、「中米関係は戦略的な意義と世界的な影響力を持っている。中米双方は共に努力し、さまざまな分野で実践的な協力を深め、食い違いや敏感な問題を適切に処理し、中米関係の健全で安定した前向きな発展を推し進めていく」と強調しました。

　これに対して、マレン議長は「アメリカは中国との関係を重視し、互いに尊重し、信頼するもとで、両国関係の発展を推進していきたい。中国とともに努力し、対話と交流を強化しながら、相互信頼を絶えず増進させ、両軍の各分野における協力を深めていくことを希望する」と述べました。（翻訳：Katsu　チェック：山下）