中国の梁光烈国防相は5日に、シンガポールで行われているシャングリラ対話で「中国と同様に南海と関係ある諸国の話し合いと交渉のルートは順調である」と述べました。

　梁光烈国防相は、「中国の国際安全協力」をテーマとした講演を行い、「中国は南海地域の平和、安定の維持に力を入れている。中国は2002年に東南アジア諸国連合（ASEAN）と『南海各方面行動宣言』に調印し、領土および海洋権益についての争議は、主権国双方が、友好的な会談と交渉を通じて平和的な方法で解決することを明確にした。そして、各国が国際法の原則に従って決めた南海における航行と上空飛行の自由を尊重することを約束した。現在、南海の情勢は全体的に安定しており、中国とASEANは『南海各方面行動宣言』の実施について積極的な対話と交渉の勢いを保っている」と述べました。（翻訳：董燕華）