国務院台湾事務弁公室の楊毅報道官は15日午前の記者会見で、「台湾側は、両岸が締結した『海峡両岸共同犯罪取り締まりおよび司法相互協力協議』のメカニズムの基づき、積極的な措置を講じる必要がある」と要求しました。
楊毅報道官は、「『海峡両岸共同犯罪取り締まりおよび司法相互協力協議』は、大陸で刑を宣告された者の台湾に戻り服役したいという願いを十分に考えた上で、これら受刑者の引渡しと引受けなどについて定めたものである。しかし、いまのところ、海峡両岸はこれら受刑者の引渡しと引き受けの問題で依然として困難に直面している。それは台湾側がいまにいたっても大陸側の判決を認めないことにある。つまりこれら受刑者は台湾に戻ったあと再度裁判を受ける可能性があるということだ。これはこの協議の趣旨に背くものだ」と述べました。
楊毅報道官は、また「このような状況から、大陸側は人道的精神に基づき、台湾側と協議して、これら受刑者のうち重症患者を優先して台湾に戻らせるよう努力している。台湾側が積極的な措置を講じて、これら問題を適切に解決するよう希望する」と述べました。(翻訳:玉華)
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