6月14日、北京市内にあるライブハウス「MAO」で、サマーソニック（SUMMER SONIC）2011への参加を競う中国大陸ロックバンドオーディション準決勝の1回戦が行われ、これで毎年恒例の音楽祭の幕がついに開かれました。

　「サマーソニック」は2000年8月より開催され、都市型ロック・フェスティバルとして産声を上げました。毎年8月上旬から中旬の間で2日間にわたって、関東・関西の2大都市で同時に開催され、出演アーティストを入れ替えるという方式が取られています。現在では日本最大規模のフェスとなっています。今年はアメリカ・カリフォルニア州出身の、世界的に人気のあるレッド・ホット・チリ・ペッパーズ（Red Hot Chili Peppers）や1999年にアメリカ・ニューヨークで結成されたザ・ストロークス（The Strokes）、日本のヴィジュアル系エックス・ジャパン（X JAPAN）などのロックバンドの登場が決定しました。

14日に行われた準決勝の1回戦・現場の様子 

　近年、中国大陸、香港、台湾からも「サマーソニック」に駆けつける音楽愛好者が毎年増えています。これを受けて、「サマーソニック」の主催者であるクリエイティブマン代表が今年のフェスに中国大陸から8組のバンドを招致することを決め、中国バンドがついに「サマーソニック」のステージに登場するチャンスを獲得しました。選手たちは10日から16日までの7日間にわたり、北京と上海にあるそれぞれのライブハウス「MAO」で準決勝に参加し、北京地区の上位6バンドと上海地区の上位4バンドがそれぞれ17日と18日に行われる各地の決勝に進出します。最後に優勝した2組のバンドが中国大陸の6組のアーティストと共に日本へ駆けつけて、8月13日と14日の本番の舞台に登場し、より多くのロック愛好者に中国で大ヒットしたロックの魅力を伝えます。（取材:馬ゲツ、オウギ）

　【北京地区】（住所：北京市東城区鼓楼東大街111号ライブハウス「MAO」）

　・準決勝1回戦

　時間：6月14日（火）

　出場バンド：Joker、CNdY、HELL CITY、南無、猫蹴犬

　・準決勝2回戦

　時間：6月15日（水）

　出場バンド：蜜三刀、Seven Light Years、玉麟軍、新香水、魔力大巴、galaxy

　・準決勝3回戦

　時間：6月16日（木）

　出場バンド：零壱、堕天、Strange July、大飛＆摩天楼、Bird striking、国王の像

　・決勝戦

　時間：6月17日（金）

　出場バンド：準決勝を通過した6組のバンド

　ゲストバンド：木瑪、Third Party

　【上海地区】（住所：上海市廬湾区重慶南路308号3ビルライブハウス「MAO」）

　・準決勝1回戦

　時間：6月10日（金）

　出場バンド：印楽団（上海バンド）、Montoffee（成都バンド）、暴走蝸牛（上海バンド）、Color4（上海バンド）、Run Run Loser(南昌バンド)、大新鮮（上海バンド）

　・準決勝2回戦

　時間：6月12日（日）

　出場バンド：LiuJin&Friends（北京バンド）、大悲（上海バンド）、甜品店（上海バンド）、Forget And Forgive（上海バンド）、赤色蔓延(南京バンド)、

　・決勝戦

　時間：6月18日（土）

　出場バンド：準決勝を通過した4組のバンド

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