FAO・国連食糧農業機関は7日ローマで報告書を発表し「今年末から2012年にかけて、世界の食糧価格は引き続き上昇し、不安定な状態に陥る」との見解を表明しました。
この報告は、食糧価格が上昇する理由として、世界では農産物の在庫数が急速に減少していること、それに農作物の増産率には限度があることを挙げています。そして予測として今年、ロシアとウクライナの食糧の生産量が楽観視できる一方で、ヨーロッパと北米のトウモロコシと小麦の生産量は降水量などの影響を受け、減る可能性があるとしています。
この報告は、また今年、世界の食糧輸入額はかつての記録を破って1兆2900万億ドルに上っており、中でも貧困国の食糧輸入額は、去年同期に比べて3割ほど増えたとしています。(翻訳:任春生)国際・交流へ
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