ロシアのメドベージェフ大統領は27日、フランスのドービルで開かれた主要国(G8)首脳会議で、「ロシアはカダフィ政権がすでにその合法性を失ったと認める。この立場は西側のその他の7カ国と一致している。ロシアはリビア危機の調停に参加したい」と述べました。
G8首脳会議はこの日に閉幕しました。メドベージェフ大統領は会議後の記者会見で、「今回の会議宣言が指摘したようにカダフィ政権はすでにその合法性を失った。カダフィ氏は必ず辞任しなければならない。これはリビアだけではなく、リビア国民にもプラスとなる。カダフィ氏が海外へ避難すれば、ロシアはそれに保護を提供しない」と示しました。
なお、フランス、アメリカ、イギリスなどの国は3月19日からリビアに対する軍事行動を発動しました。ロシアはこれまでこれに対する非難の態度をもち、武力の過度な行使は国連安保理決議の授権範囲を越え、流血衝突を中止させられず、住民の死傷を招くことになると示すとともに、カダフィ政権と政府反対派が停戦し、接触するよう数回にわたって呼びかけました。(翻訳:董燕華)
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