アメリカのゲーツ国防長官は24日、「予算の削減が進むに連れて国防予算も大幅に少なくなり、これによって米軍の規模や執行任務の数は減らされるかも知れない」と述べました。

　これはワシントンで講演した際述べたもので、ゲーツ国防長官は「予算が削減されたからには、規模は大きいが能力が低下した部隊よりも、コンパクトでありながら、強い能力を持つ武装部隊が望ましい。しかし、規模が小さくなれば、いくら能力が強まっても、任務を執行できる地区と執行できる任務はいずれも減るに違いない」としています。

　ゲーツ国防長官は、このほか、国防長官に就任して以来の予算削減に払った努力をまとめたほか、次の段階の国防予算の削減計画を展望したあと「予算削減における原則は、米国の国家家安全維持能力を損なわないことだ」と強調しました。（朱丹陽）　国際・交流へ