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 <温首相訪日>温首相訪日 自信と力を伝える

2011-05-23 16:17:30     cri    
 温家宝首相が21日と22日の2日間、日本を訪問し、巨大地震・津波と原発事故による被害を受けた宮城県と福島県を訪れ、東京で開かれた中日韓首脳会合に出席しました。

 温首相の訪日に同行した楊潔チ外相は「首相は宮城と福島の被災地を訪れ、中日韓首脳会合に参加し、菅首相と李明博大統領とそれぞれ会談し、3カ国の商工業界、メディア、日本各界の国民と真摯な交流を行った。これは東アジアの交流を促進し、中日友好の世論を固め、日本との戦略的互恵関係および韓国との戦略的協力パートナーシップの内容を充実させ、域内の平和と安定、繁栄の維持で大きな意義がある」と語りました。

 中日韓首脳会合で温首相は「日本の災害復興を支援する2国間と3国間協力を行い、3カ国の原子力発電安全メカニズムを構築し、東アジア地震シンポジウムを下半期に開催し、中国が出資する北東アジアの地震、津波、火山研究プロジェクトを実施すること。貿易投資の自由化と地域経済の統合を目標として中日韓自由貿易圏の確立をめぐる協議を来年中に開催し、3カ国の投資協定をめぐる協議の年内妥結を目指すこと。再生可能エネルギーと省エネ技術分野で3カ国間の産業と研究協力を促進し、循環経済モデル基地を設置すること。人文交流では青年間の理解と友情を第一に、2015年までに3カ国間の人的往来を2600万人に拡大すること」などを提案しました。

 温首相は宮城県と福島県の被災地を訪問し、日本国民への中国国民の同情と慰問の意を表しました。

 温首相は「中日友好の基礎は国民にある。両国がともに努力して中日関係を改善し、前進させることは両国と両国民の根本的な利益になり、アジアと世界の平和と発展を促進し得る」と強調しました。

 菅直人首相との会見で、温首相は日本の災害復旧に関する調査団と貿易投資代表団を派遣し、観光業の復興と協力拡大を行い、安全確保を前提条件として日本食品に対する輸入規制を緩和させることを明らかにしました。

 菅首相は原発事故への対応策を説明し、全力をあげて対応するとともに、中国に対し即時かつ的確な情報通達を行うことを約束しました。

 温首相はまた、韓国の李明博大統領と会見し、「中国は韓国との関係推進を非常に重視し、朝鮮の問題をめぐる6カ国協議の再開に向けて努力している。問題の最終的な解決は協議によるものにほかならない。6カ国協議は朝鮮半島の非核化と域内の平和と安定を守ることで大きな役割を果たしている」と述べました。

 李明博大統領は「中国と密接な意思疎通と協力を維持していく」と述べ、中国が朝鮮半島の平和と安定を維持することで果たしてきた積極的な役割を評価しました。(ジョウ&中原)

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