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 中国軍参謀総長、中米新型軍事関係確立に向け訪米

2011-05-12 15:34:52     cri    

 中国中央軍事委員会委員・解放軍参謀総長の陳炳徳大将は、15日から22日まで、軍事高級代表団を率いてアメリカを訪問します。これは中国人民解放軍参謀総長の7年ぶりのアメリカ訪問です。中国国防省が12日北京で明らかにしたところによりますと、2020年代における、相互尊重、互恵協力を基本にする、中米の新型軍事関係を結ぶことが、この訪問の主要な目的だということです。中国軍側は今回の訪問が相互信頼を強化し、協力を拡大する旅とみています。

 中国国防省外事弁公室の責任者・黄雪平氏は、この日の記者会見で、「訪問期間中に、陳炳徳大将は、アメリカ参謀長連合会議の議長であるマイク海軍大将と会談するほか、アメリカの軍と政界の首脳、国会議員らと幅広く接触し、両軍関係の発展、軍事交流と協力のさらなる推進を重点に討議し、共に関心をよせる国際問題と地域問題について意見を交換する」と述べました。陳炳徳大将はまた、アメリカ国防大学で「相互尊重、互恵協力の中米新型軍事関係を積極的に構築する」をテーマに講演を行います。さらに、米海軍基地、空軍基地、陸軍訓練センターなどの指揮機関、部隊、大学院を視察します。

 黄雪平氏は、「中米の新型軍事関係は、現在の両国関係の発展を背景に、今後10年ないし更に長期間にわたる中米両軍関係の発展レベルを踏まえて提出されたものだ。この新型軍事関係は中米関係の重要な一部分であり、両軍関係の長期的な目標を示している。相互尊重とは、互いの利益と互いに関心をよせる問題を尊重しあうことだ。互恵協力とは、両軍の実務的な協力を通じて、双方に確実な利益をもたらし、両軍関係の発展に絶えず活力を注ぐことだ。現在、両軍関係には、依然として、いくつかの困難と障害が存在している。たとえば、台湾問題、中国国内法への干渉、中国に対する艦艇偵察など両軍関係の発展を妨げる障害はまだ解決されていない。アメリカが中国と共に、両国の元首が両国軍の関係発展について達成した重要な共通の認識事項を真剣に実施し、双方の核心利益と関心をよせる問題を尊重し、矛盾と意見の食い違いを適切に処理し、対話と意思疎通および実務的な協力を強化し、両軍関係の健全かつ安定的な発展を推進していくことを希望する」と述べました。(翻訳:董燕華)

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