アメリカが、国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン容疑者を殺害したと発表したことを受けて、世界各国は、これを歓迎するとともに、引き続きテロリストを警戒していく姿勢を示しています。

　パキスタン外務省は声明で、「ビンラディン容疑者の殺害は、パキスタンを含む国際社会のテロ取り締まりの決意を示している。国際社会のテロ取り締りを引き続き支持していく」としています。

　アフガニスタンのカルザイ大統領は、国際社会とともにテロを取り締まる意向を示した上で、「反政府武装勢力タリバンが武力活動を止め、アルカイダとの関係を断ち、アフガニスタンの和平プロセスに参加するよう期待している」と述べました。

　イギリスのキャメロン首相は、「ビンラディン容疑者の死亡は国際対テロ作戦の大きな成功である」とした上で、「これでテロリストの脅威がなくなったわけではない。今後も引き続き警戒する必要がある」と強調しました。

　フランス大統領府も声明で同じような見解を示し、テロリストとの戦いは今後も続けなければならないと指摘しました。

　中国外務省の姜瑜報道官は、「これはテロとの戦いにおいて重要な出来事で、大きな進展だ」と評価した上で、「国際社会はさらに協力し、テロを根本から取り除くべきだ」と強調しました。(翻訳：鵬)国際・交流へ