中国の胡錦涛国家主席は15日、海南省で開かれたボアオ・アジアフォーラムの開幕式で、「中国は断固として、互恵共栄の開放戦略を実施し、アジアを終始、対外開放の第一の対象にし、アジア各国との善隣友好と互恵協力を積極的に発展させていく」と述べました。
胡主席は、「今後5年、中国はマクロ経済の均衡と経済構造の調整における輸入の重要な役割を発揮させ、貿易収支の基本的均衡を促進していく。これは、アジアや世界各国の中国への輸出に重要なチャンスを提供することになる。中国はアジアや新興市場国への投資を一段と拡大すると共に、アジアの発展途上国への経済支援を強化していく。また、世界経済ガバナンスと地域協力に参加し、国際的な経済秩序がより公平かつ合理的な方向に発展していくことを促進し、10+1、10+3、東アジアサミット、中日韓協力などに参加し続け、中国-ASEAN(東南アジア諸国連合)自由貿易エリアの安定した発展を促進していく」と強調ました。
胡主席はさらに「中国は友好的な交渉を通じて、隣国との領土、領海と海洋の権利における意見の食い違いを解決するため引き続き努力し、地域のホット問題では建設的な役割を果たし、さまざまな形の地域的な安全と協力に参加し、アジアの平和と発展にプラスとなる地域環境を維持していく」と述べました。(翻訳:董燕華)
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