第3回ブリックス(BRICS)首脳会議は14日、中国南部海南省三亜市で開幕しました。中国の胡錦涛国家主席はこの会議を主宰し、ブラジルとロシア、インド、南アフリカの4カ国首脳がこれに参加しました。会議のあと『三亜宣言』が発表されました。
中国の胡錦涛主席は席上「社会の平和と安定を実現し、21世紀の繁栄を分かち合うため、関係各方面は世界の平和と安定を維持し、各国の共同発展を推進し、国際的な交流と協力を促し、ブリックス加盟国間の共に発展していく関係を強化するべきだ」との考えを示しました。
ブリックスの役割について胡主席は「ブリックス加盟国間の協力はこの5カ国の経済発展にプラスとなるだけではなく、世界の平和と発展にも有利になる。加盟5カ国は『相互に信頼し、開放的で、透明性があり、共同の発展を図る』という基本原則を堅持し、協力を通じて相互の信頼を深めるべきだ。また、共同の利益を守るため、実務的な協力を強化し、経済協力と貿易、医療衛生など新しい協力分野を切り開くべきだ」と強調しました。
この『宣言』は「G20サミットで定められたIMFの改革目標を支持し、新興市場国と発展途上国の発言権と代表性を強めることは世界の恒久的な平和と共同の繁栄にプラスとなる」と表明しています。
この『宣言』はまた「ブリックスは多角的外交の推進にも取り組み、国際課題への対応における国連の中心的地位を支持する」と強調しています。
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