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 チベット、民主改革で再生

2011-03-28 15:50:55     cri    

 3月28日は「チベット百万農奴解放記念日」です。1959年3月28日、中央政府がチベットで民主改革を実施すると宣言したことにより、1000年以上続いた封建農奴制度が廃止されました。

 ここ数日、チベットでは庭に国旗を掲げたり、座談会を開いたりするなど、記念活動が行われています。

 チベットでは、農奴制度が廃止されてから、1965年に自治区政府が設立され、民族区域の自治制度が始まりました。以来、チベット住民は、同地の事務管理を自ら行う権利を手にしました。民主的選挙を通じて、全国人民代表大会の人民代表を選出すると共に、各級の人民代表大会を通じて、国家管理事項および地方管理事項に参与することができるようになりました。現在、チベットの34000人あまりの人民代表のうち、94%以上がチベット族とその他の少数民族で占められています。さらに、自治区、市、県の国家機関では、チベット族やその他の少数民族の職員の割合が8割近くになっています。このほか、自治区人民代表大会の常務委員会の会長、自治区長官は共にチベット族です。

 暮らしは日々よくなっています。ここ10年、チベット農牧民一人当たりの所得の伸び率は12%を上回っています。生活、医療条件の改善にしたがって、平均寿命は67歳に達し、50年前の倍になっています。また、家庭の経済力を評価する基準は、これまで牛、羊、家でしたが、現在はこれにマイカーが加えられています。

 チベット文化の伝承は保障されています。世界で最も長い叙事詩「ケサル王伝」はこれまで、民間芸人の語りで伝承されてきましたが、今は 本にまとめた上で出版され、CD、DVD製品もリリースされています。また、限られた人しか理解できなかったチベット語も、今は教育の普及によって、多くの住民が身につけただけでなく、携帯、パソコンにも入力できるようになり、広く使われるようになっています。このほか、ますます多くの演劇団体が世界各地を訪れ、チベット族の文化を広めています。

 信仰もより自由になっています。多くの農牧民は自分の家に仏堂を置いています。また、チベット仏教の活動場所が1700ヵ所あり、僧侶や尼は4万6000人になっています。モスクは4ヶ所、信者が3000人を超えています。天主堂が1ヵ所、信者は700人です。各種の宗教活動は正常に進められており、信仰の自由が守られています。

 今年は新たな五ヵ年計画の始まりですが、チベットはその発展計画に、住宅、教育、医療などを重点として盛り込んでいます。(朱丹陽)

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