中国共産党と国の指導者である胡錦涛、温家宝、賈慶林、李長春、李克強、周永康の各氏は、それぞれ8日午前、全国人民代表大会と全国政治協商会議年次総会の代表団審議に出席しました。

　胡錦涛主席は、内蒙古自治区代表団の審議に参加し、「まず、固い決意で、経済発展方式の転換が着実な進展を遂げるよう努力していくこと。次に、『三農（農業、農村、農民）』問題への投入する力を減らさず、努力を怠らず、農牧業の安定した発展、農牧民の収入増加、農村部と牧畜区の全面的な発展に力を入れていくこと。第3に、資源の利用と環境保護の関係をうまく調整し、両立するよう努力すること。第4は、社会の建設と管理の強化を優先しながら、国民の幸福と、安泰・健康と、民族の団結の確保、調和のとれた社会の安定に役割を果たす。更に、改革開放を深化し、科学技術事業の発展を促進し、経済発展方式の転換に力を注いでいくこと」を強調しました。

　呉邦国委員長は、河北省代表団の審議に出席し、「調和のとれた経済社会の発展に障害となる構造問題の解決を重点とすると共に、自主開発能力の向上に力を入れ、低炭素化技術の導入を加速させ、持続可能な経済発展を推進していく。また、産業の近代化に力をいれ、科学的な発展と経済方式の転換を加速する」よう強調しました。

　温家宝首相は、吉林省代表団の審議に出席し、「吉林省は重要な農業生産基地として、安定した食糧供給を確保すると共に、その供給量を増加する意欲を持つこと。また、吉林省は豊富な環境資源に恵まれており、生態系整備と環境保護を強化し、持続的な発展を実現する」よう強調しました。

　この他、賈慶林議長は、文化芸能部門政治協商委員のグループ審議に、李長春常務委員は山東省代表団の審議に、李克強副首相は山西省代表団の審議に、周永康常務委員は湖北省代表団の審議に出席しました。（万、大野）