赤十字国際委員会・ICRCが27日、ジュネーブで声明を発表し、「ICRCの緊急活動グループは、リビア国内の衝突がもっとも激しい都市ベンガジに入った。病院によれば、この衝突での死亡者数は256人で、負傷者は2000人に達したことが分かった」としています。

　この声明は、「ICRC活動グループは26日にリビア東部の2番目の都市ベンガジに入った。ここはすでに平静に戻り、一部の商店は営業を再開し、食品の供給もほぼ維持されている。食料供給が危機状態に陥ったという外部の言い方は実際にあわないものだ。現在ここでもっとも必要なのは医薬品だ。多くの負傷者には外科手術が必要で、医療スタッフも不足している。国際社会による医療救援物資は、この後、数日でエジプトを経由して、リビアに到着する。現在人道主義的に最も懸念されるのは、リビア西部地区の状況だ。われわれの関係者はこの地区に入れない」と述べています。（翻訳：董燕華）

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