22日、インドネシアの首都ジャカルタで開かれたASEAN・東南アジア諸国連合の緊急外相会議で、声明が発表され、タイとカンボジア両国は二国間の和平交渉を回復し、インドネシアの仲介を通じて国境問題を平和的に解決するよう呼びかけました。

　声明では「両国が平和的に解決することを支持する。各国の外相と代表が19日に達成した両国の停戦合意と、両国の国境未画定地域へのインドネシア監視団派遣の決定、両国で外相級会議、国防級会議、合同国境委員会会議が開かれる際のASEAN代表への参加要求を歓迎する」としています。

　インドネシアのマルティ外相は会議後の記者会見で、「インドネシアはタイとカンボジアの要請に基づいて、両国の衝突が起きている国境地帯にあるプレアヴィヒア寺院周辺地区に監視団を派遣する」と表明しました。（万、吉野） 国際・交流へ