農業生産量の多い中国東部の山東省では、旱ばつが持続的に深刻化し、降水量が60年間で最低の基準に達し、人と家畜の飲用水確保が困難になっているということです。

　現在、山東省では住民24万人と大型家畜10万頭余りの飲用水確保が困難になっています。各地が効果的な対策を講じた結果、現在のところ、住民が飲用水を入手できない状況は発生していません。　　　　　また、夏に収穫する小麦の干ばつ面積は全省の小麦の播種面積の半分を超え、200万ヘクタール余りに達しています。

　去年9月下旬以来、山東省では、山東半島東北部を除く地区において平均降水量11ミリを記録しました。これは、例年同期より9割近く減少したことを表します。加えて、例年より高い気温が続いたため、全省の干ばつをもたらしたということです。（翻訳：玉華）  暮らし・経済へ