パキスタン訪問中の温家宝首相は19日、パキスタン議会で演説を行い、また、上院のナエク議長と国民議会のミルザ議長と会談を行いました。
温家宝首相は演説において、「中国とパキスタンは全面的な戦略的協力関係にあり、憂いと喜びを分かち合う良き兄弟だ。中国政府と人民はパキスタン政府と人民と同じ立場に立ち、助け合いながら目下の難関を乗り越えていく」と語りました。
さらに、「中国とパキスタンの全面的な戦略的協力関係を強固にし、それを発展させることは中国とパキスタンの共通した戦略的選択肢で、両国と両国人民の根本的利益に合致しており、この地域ひいては世界の平和、安定と発展に役立っている。双方はまもなく迎える国交樹立60周年をきっかけにし、従来の友情を発揚し、両国の戦略的協力関係の中身を絶えず豊かにし、一層豊かな成果を収められるようにしていかなければならない」と語りました。ナエク議長とミルザ議長と会見した際、温家宝首相はパキスタン議会の各党派が中国との関係発展を重視することに賞賛の意を表し、パキスタン議会による中国との交流強化や両国が各分野における友好と協力関係が新しい段階に向かって邁進できるよう推し進めていくことを歓迎する」と話しました。
ナエクとミルザ議長はこれを受け、「パキスタンと中国の友情は全面的なもので、パキスタン議会は中国との関係を極めて重視しており、中国全人代と全国政治協商会議との友好交流を一層強め、両国の国民同士の友情を深め、両国関係が前進できるよう推し進めていきたい」と表しました。
なお、温家宝首相は19日夜に、パキスタンへの訪問を終え、帰国の途に着きました。(翻訳:Yan、Kokusei)
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