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 温首相、中印国境問題の解決には忍耐が必要

2010-12-17 11:21:27     cri    
 インドを訪問中の中国の温家宝首相は16日、「中印国境問題には長い歴史があり、それを徹底的に解決することは容易なことではない」と述べました。

 温首相はこの日、外交と国際問題を研究する、インドの著名なシンクタンク「世界実務委員会」で講演し、「互いに信頼し合い、粘り強く努力すれば、最終的に公平かつ合理的で、双方が受け入れられる解決案を見出せるだろう。中国は、インドが強い関心を持つ、国境を越える河川の問題を重視しており、双方が協力して活動する形を一段と整備していきたい。また、国連と安保理においてより大きな役割を果たしたいという、インドの要望を理解している」と述べました。

 この日、温首相はインドのシン首相と会談し、両国間の国家元首および政府首脳の定期的な相互訪問の方式を確立するとともに、首相ホット・ラインを開通し、重要な問題について即時に意見交換することに同意しました。また、両国の戦略的経済対話システムを確立し、首席実務者シンポジウムを開くことを決定しました。そして、共に、2015年までに双方の貿易額を1000億ドルにするという目標を立てました。更に、2011年を中印交流年にし、それぞれ相手国の5000人の青年を自国へ招待し、青年、マスコミ、教育などの分野での交流と協力を強化することを発表しました。

 この日、温首相はまた、パティル大統領、アンサリ副大統領らインドの指導者とそれぞれ会談し、両国関係の発展について意見を交換しました。(翻訳:董燕華)

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