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 <広州パラ大会>手伝ってくれないお母さん

2010-12-18 20:15:51     cri    

広州2010年アジアパラ競技大会へ


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練習中の7人制サッカー日本代表、谷口泰成選手(18歳)と最年少の戸田哲也選手(右、15歳)

 42歳の谷口弥生さんは、初めてアジアパラ大会に出場する息子の泰成さんを応援するため、広州を訪れました。


お母さんが撮ってくれた写真を楽しそうに見ている谷口泰成選手(右)

 12日、開会式の選手入場行進の際、「あなたは母さんの誇りだ」と掲げられた横断幕をバックに、弥生さんはアジア各国選手のお母さん300人ほどと一緒に花束を持ち、和服姿で参加しました。


「仲のいい」谷口親子をほほ笑ましく見守る、チーム・マネージャーの山崎一世子さん(右)

 息子の泰成さんは18歳で、7人制サッカーの日本代表です。「息子が頑張ってくれることを期待している」と弥生さんは嬉しそうに話しました。

 「仲がすごくいいよ」。これは、チーム・マネージャーを務める山崎一世子さんの谷口親子へのコメントです。


会場隣の芝生で練習中の谷口泰成選手

 泰成さんは小学校の頃から、普通のサッカークラブで健常者と一緒に練習をしていたことがあります。弥生さんは、泰成さんの練習にいつもついて来ますが、何でもやってあげるというわけではありません。

 「泰成さんが必要な時にだけ、手を差し伸べるお母さんのことを尊敬している」と山崎さんは評価しました。


練習中の谷口泰成選手(18歳)と最年少の戸田哲也選手(右、15歳)

 一方、泰成さんはお母さんのことについて、「いつものんびりしている。練習の時、転んでもすぐに手伝ってくれない」と笑いながら話しました。


練習中の谷口泰成選手(18歳)と最年少の戸田哲也選手(右、15歳)

 これについて弥生さんは答えました。

 「もちろん心配ですけど、自分でできることは自分でやってもらいたい。本人にとって、自立しなければならない。あまり手伝わないほうがいいと思う」。(取材・写真:KH)  

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