中国商務省の高官は8日、北京で「中国・ASEAN（東南アジア諸国連盟）自由貿易エリアが全面的に整備されるのに伴い、中国企業はASEAN諸国への投資をより強化していくだろう。ASEANは、中国の企業が海外に進出する際の重要な目的地になるに違いない」と強調しました。

　中国商務省アジア局の梁文トウ副局長は、8日北京で開かれた東アジア・ビジネスフォーラムで、「現時点で、中国のASEANへの直接投資額は100億ドルを突破している。今年1月から10月までの双方の貿易額は、昨年同期より42%増の2354億ドルにのぼっている。そのうち、ASEAN諸国の黒字は132億ドルである」と述べました。

　今回のフォーラムでは、「東アジアの協力　共同の繁栄」をテーマに、出席者らはビジネス協力の拡大を目指して、東アジアの投資と貿易協力など関心のある問題や、ビジネス協力のモデルをめぐって討議しています。

　フォーラムには、ASEAN10カ国と中日韓（10＋3）の政府高官、経済団体の代表、企業家、学者200人あまりが参加しています。（朱丹陽）

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