第1回中国・ASEAN（東南アジア諸国連合）業界協力会議が17日、雲南省の昆明で開かれました。中国とASEANの業界団体の責任者、経済貿易部門の高官、企業家の代表200人あまりが参加しました。会議は、自由貿易区内の産業間協力を促し、生産力と国際競争力を高めることを目指しています。

　中国商務省国際局の張克寧参事官は開幕式で演説し、「中国とASEANの企業は、自由貿易区が提供する優遇政策をより効果的に活用する必要がある。協力を通じて相手の長所を吸収しあい、構造調整や産業のグレードアップを加速させるべきだ」とした上で、「双方の業界団体は交流や協調の強化を通じて、業界内の資源を合理的に配置し、域内の経済融合でもたらす利益を共有するものだ」と強調しました。

　さらに「貿易往来で、双方の輸出入貿易を底上げしたい」という中国の立場を示しました。（朱丹陽）