第16回国連気候変動枠組条約締約国会議及び第6回「京都議定書」締約国会議は29日、メキシコの海岸リゾート地カンクンで開催されています。12日間の予定の会議は気候変動問題をめぐって討議を行う見込みです。
ノーベル化学賞受賞者・メキシコ人マリオ・ホセ・モリーナ・エンリケス博士は大会の開幕を宣言し、科学者達を代表して地球温度が再び2度上昇しないよう期待するとの考えを示しました。
また、メキシコのフェリペ・カルデロン・イノホサ大統領は開幕式で挨拶し「気候変動によってもたらされた災害は増える一方であり、人類の生存を脅かしている。カンクン会議は人類の責任を反映し、2009年にデンマークで開催されたコペンハーゲン会議では各国が多くの合意に達したが、2010年11月のカンクン会議では引き続き継続して行く。現在、人類と自然は重要な段階に入り、人類はライフスタイルを改善して地球温暖化を抑制しなければ、気候変動は人類に脅威をもたらすことになる」とした上で、「各国の人々は直ちに行動を起こし、実際の行動を通じて人類と自然の調和を取り、資金援助と技術支援をもって先進国と途上国の格差を縮めるよう呼びかけました。
なお、今回の会議には200の国と地域の政府高官や専門家、それに非政府機構の代表らが参加しています。(翻訳:huang jing)
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