国家安全監督管理総局の趙鉄錘副局長は17日に開かれた炭鉱安全保障システムに関する座談会で、「炭鉱の安全保障能力を高め、重大事故の発生を効果的に防止するため、中国は炭鉱安全避難システムの整備を速めていく」と述べました。

　趙鉄錘副局長は「国務院の通達に基づき、中央企業と国有の重点石炭企業に所属するすべての炭鉱は2010年末までに、坑内にポジショニングシステムを構築させるほか、2013年6月末までに、すべての炭鉱でも安全避難システムを構築しなくてはならない」と述べました。

　この炭鉱安全避難システムには、鉱山への観測監視、人のポジショニングシステム、緊急避難などが含まれ、これは事故発生時の坑内の主要安全避難システムで、作業員の生命の安全を効果的に守ることがその主な目的です。（翻訳：董燕華）