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 EU、2010年EU拡大報告書を発表

2010-11-10 11:10:07     cri    
 EU・欧州連合の欧州委員会は9日、「欧州連合拡大に関する年次報告書」を発表し、過去1年間のEU加盟を名望する国の加盟プロセスを評価、今後の拡大政策の展開を展望しました。

 この報告書は8ヶ国やコソボに言及しており、モンテネグロとアルバニアについて、複数分野での改革を継続するよう求めています。また、「アイスランドの加盟に関する交渉は始まっており、クロアチアとの加盟交渉は最終段階になっている。トルコとの加盟交渉は進展があまり見られず、トルコ憲法改革の進展が加盟交渉加速化の鍵である」としています。更に、報告書はマケドニアとの加盟交渉を開始するよう提案し、セルビアが加盟のために払った努力を歓迎した上で、「コソボは現在加盟の申請を出していないが、EUはコソボがEUが立案する計画に加わることを促していく」としています。

 EUの関係者は「EUが拡大政策を推進することは、EUが多極化した世界でしかるべき役割を果たすためである。拡大政策は一貫して双方向性であり、開放政策を実行する一方、加盟を希望する国は加盟の基準を満たさなければならない」と述べました。

 なお、EUには現在27の加盟国があります。クロアチア、トルコ、マケドニア、アイスランドは加盟候補国となっており、加盟交渉が行なわれています。またモンテネグロ、アルバニア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナは準候補国で、加盟申請をしましたが、交渉はまだ始まっていません。(翻訳:玉華 チェック:吉田)

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