中国の胡錦涛国家主席は4日から7日にかけてフランスとポルトガルを公式訪問しました。今回の訪問について、楊潔チ外相は「双方は、中国とフランス、中国とポルトガルのハイレベル交流の緊密化、、政治的相互信頼と実務的協力、中国と欧州の関係推進、それに、国際問題における協調と連携の強化などについて意見の一致を見た」と発表しました。

　楊外相は「胡主席のフランス訪問は、互いに信頼し、健全で安定し、世界に向けた全面的な戦略パートナーシップを推進した。また、ポルトガル訪問中、胡主席とポルトガルの首脳は双方の戦略的パートナーシップの強化で共通した認識に達した。同時に、今回の訪問で、双方は両国間の実務的協力にも目を向け、経済貿易、科学技術、文化などについて協力文書に調印し、一連の具体策も提起した」と語りました。

　さらに、楊外相は「今回の訪問は、中国と欧州との戦略的パートナーシップの内容を充実させた。G20サミットを控え、各国は中国の立場と主張に注目している。また、胡主席が紹介した中国の関連政策に対して、フランスとポルトガルは前向きな反応を示した。このほか、胡主席は、中国の発展の現状や見通しについて紹介し、平和発展の道と互恵共栄の開放戦略を終始一貫して歩み、世界各国との友好協力を進め、共同発展をはかり、ともにさまざまな課題に直面していくという中国の立場も説明した」と述べました。（翻訳：コオリ・ミン）