中国共産党中央政治局の周永康委員は22日、福建省のアモイで「中国政府は、各種の社会問題を適切に処理し、法に基づいて犯罪活動を取り締まっていく。同時に、上海協力機構の加盟国に積極的に援助を提供し、域内の安全と安定のために貢献していきたい」と述べました。

　22日、アモイで、上海協力機構加盟国の検察長官会議が開かれました。開幕式で周永康委員は、検査長官会議が域内の安全と司法の協力に大きな役割を果たしていると評価した上で、「中国政府は各種の社会問題を適切に処理し、法に基づいて犯罪活動を取り締まっていく。また、国内外の反政府勢力による分裂、破壊、浸透活動に厳しく対処するとともに、各加盟国に積極的に援助を提供し、域内の安全と安定のために貢献していきたい」と述べました。さらに「加盟国が調印した一連の重要な文書を、各国が緊密に連携して実施すると共に、各種の挑発に共同で対応し、発展のチャンスを共に享受する。また、各国は、平和で調和の取れた地域と平和な世界の構築のために、努力する必要がある」と強調しました。

　上海協力機構加盟国の検察長官会議は、加盟国の検察機構が宗教過激勢力、民族分裂勢力、国際テロ勢力という三つの勢力や越境犯罪などの取り締まりで協力を行う重要な場となっています。（朱丹陽）