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中国政府関係者、上海協力機構の発展ぶりを評価

2009-06-16 13:23:35     cri    




















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 ロシアのエカテリンブルグで行われる上海協力機構首脳理事会第9回会議に参加する中国代表団は15日、現地で記者会見を行いました。

 中国外務省と商務省の関係者は席上、上海協力機構が地域の平和と安定の維持、メンバー国の共同発展を促す上で成し遂げた成果を紹介しました。この記者会見について、当放送局のロシア駐在特派員と随行記者のリポートをお聞きください。

 中国外務省国際局の呉海龍局長、欧州アジア局の張霄副局長及び商務省欧州局の孫永福局長と国際局のユー建華局長が記者会見に参加しました。上海協力機構が急速に発展の勢いを保ってきた理由について、張霄副局長は、「メンバー国は平等、互恵、相互信頼、文明の多様性への尊重、共同の発展を図るという『上海精神』に終始のっとっているため」と語りました。

 一方、世界金融危機への挑戦、という今回会議の重点議題について、孫永福局長は、金融危機はメンバー国同士の協力に消極的な影響ももたらしたが、積極的な影響も見られたと指摘しました。

 孫永福局長は、「金融危機は二国間の経済協力、貿易にマイナスの影響を及ぼしたが、これは正常なことだ。一方、中国とキルギス、ウズベキスタンとタジキスタンとの貿易はプラス成長を保っており、とりわけ、1~4月、対ウズベキスタンと対タジキスタン貿易は、いずれも80%の伸びとなり、これはたいへん喜ばしい傾向だ」と話しました。

 孫永福局長によりますと、機構が発足した2001年に比べると、去年、メンバー国の貿易額は7.2倍増えて、868億ドルになりました。孫永福局長はさらに、「今回のサミットでは、メンバー国は地域経済の協力について議論を深めていくことだろう。今回のサミットはメンバー国同士の協力を一層推し進めていくに違いない」と楽観視しています。

 一方、経済協力のみならず、メンバー国同士の軍事協力も絶えず強化されています。しかし、この動きは西側諸国の疑念を招き、一部の西側諸国は、上海協力機構がNATO・北大西洋条約機構と対抗する軍事組織と見た上、「NATOの発展にとって脅威になった」と分析しています。これについて、張霄副局長はこのように答えました。

 「上海協力機構は閉鎖した軍事政治グループではなく、平和、協力、対外開放及び第三国をターゲットにしないという方針を守っており、地域の平和と安定、メンバー国の共同の発展と繁栄に尽力している。メンバー国はいずれも西側諸国と良好な協力関係を保っており、一部のメンバー国やオブザーバー国は西側の重要なパートナーでもある。その上、メンバー国のすべては友好、協力、開放と透明の原則を遵守すべきと一致して考えている」

 さらに、今回のサミット開催中、上海協力機構が発足以来の初の試みとして、メンバー国の首脳とオブザーバー国の首脳が小範囲の会合を開くことになっています。張霄副局長は、このことはメンバー国とオブザーバー国同士が協力を展開したいという意欲の表れだと指摘しました。

 今回の会議について、中国政府の関係者はいずれも、8年の発展を経て、上海協力機構は建設的な力として、この地域で重要な役割を果たし、域内の平和と安定、メンバー国の共同の発展と利益の保護にかけがえのない役割を果たしていると指摘しました。

 (翻訳:Yan)

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