中国の胡正躍外務次官補は21日北京で、「中日両国首脳会談の実現にはふさわしい条件と雰囲気が必要だ」と語りました。

　これは、胡外務次官補が、ベトナムで開かれる東アジア首脳サミットへの温家宝首相の出席について詳細を伝える中で述べたものです。中日両国の首脳が会議期間中に会見するか否かについて、胡外務次官補は「日本は実際の行動で両国関係改善に向けた誠意を見せるべきだ。これに背く発言や行動をしないでほしい」と述べました。

　胡外務次官補は、「中国は、戦略的互恵関係を推し進めることが両国人民の根本的な利益に合致すると認識しており、両国間の四つの政治文書に基づき、対話による問題解決と、大局的な両国関係の維持を主張している」と語りました。（翻訳：イツゴウ）