温首相はその際、「イタリアは中国と国交を樹立した最も早い西欧国家の一つだ。今年は中国とイタリア国交樹立40周年と中国文化年に当たっている。イタリアは、中国人民への友情を示すために赤い灯篭でローマの街道を飾っている。中国はイタリアと連携し、交流と協力を全面的に推進することを願っている」とした上で、「現在、中国とヨーロッパの関係は重要な発展段階にあるため、歴史責任感のある政治家はもっと将来性のある選択をするべきだ。イタリアが中国とヨーロッパの全面的な戦略パートナシップを推進する面でより大きな役割を果たすことを期待する」と述べました。

　これに対し、ジョルジョ・ナポレターノ大統領は「中国は世界金融危機の対応において決定的な役割を果たし、国際政治と経済実務での影響力も拡大されている。ＥＵは情勢の変化を認めると同時に、団結を強化し、中国と誠意ある対話と協力を行う必要がある。この中で、イタリアは積極的な役割を果たすだろう」と述べました。（翻訳：huang jing）